フットボール・エクササイズ
定義
プレーに近いプレーシチュエーションを生む。しかし、コンペティティブ(競い)にはならないように。
目的
プレーモデルの導入、発展、調整。規範の吸収、困難さの減少、具体的な目標など、ある指標によってオーガナイズされるので、プレーに固有するいくつかの要素、相手やスペースなどは欠如することが多い。しかし、その特別性によってプレーをだめにしないように。
負荷
試合から遠ざかる。
コンディション・エクササイズ
定義
フィジカルコンディションの維持、発展のエクササイズ。アナリティックなものとなる。
目的
健康の向上、フィジカル能力の発展、神経の活動、不均衡の減少など。個別化はひとつの鍵であり、補助的、導入的もしくは最終的トレーニングの中で行う。できる限りセッションのプリンシパルなエクササイズにしないように。
負荷
認知や決定の負荷はなく、決定的なフィジカル負荷である。
コンペティティブ・エクササイズ
定義
試合に似たものであり、各セッションに導入すべきエクササイズ。
目的
戦術的インテリジェンスを高める。プレーを本質に近づける。
負荷
試合に近い。試合日から遠い日に行う。
遊びのエクササイズ
定義
創造できるプレー。心理面に働きかけることが多い。
目的
精神レベルの軽減、集団に属する意識を生む、回復する、アップをする、など
負荷
大きく変化させること
テクニック・エクササイズ
定義
リアルゲームから遠ざけて、テクニックのジェスチャーを出現させる。プレーとの関係があれば、フットボール・エクササイズとなる。
目的
技術のオートマティック、アップ、認知ストレスの軽減、楽しむこと。
負荷
フィジカル要求は基本的には低い。決断や心理的不可も同様。
併せて読むと理解が深まる
- フィジカルが強いとは実際どういうことなのか?パフォーマンスを獲得するのはプランニング
- 監督のプランニングがまた監督のもとに。なぜプランニングが必要なのか
- 各監督の一般的な毎年の視点「シーズン計画」そして勝負は「毎週のデザイン」
- 複雑性を扱わなければならない監督。“ダイナミック”かつ“システマティック”なプランニングが監督を手助けする
- プランの道中で遭遇する。変わり続けなければならない「目的」「評価」「プログラム」
- バランスの良い育成にも。期間を考慮したチームのプランニング「マクロサイクル」「ピリオダイゼーション」
- 「ピリオダイゼーション」から「マイクロサイクル」へ。チーム活動の目的を期間で分けて週ごとにプログラム
- プランニングの一番の土台がセッション。試合の状況をトレーニングしよう
- プランニングにおけるトレーニング。セッションを構築する5段階の「コンテンツ」
- プランニングの観点におけるエクササイズ。トレーニングのために監督が用意する「練習メニュー」5タイプ
- 試合に向けて監督が管理する、練習メニューにおける「負荷」。唯一で難解