①一般的な目標。各チーム特有なもの
リーグ優勝、etc
②ひとつ、もしくはふたつのマクロサイクル。1シーズンなのか2シーズンなのか
クラブチームか代表チームか、そして大会数に応じなければならない。
③みっつの期分け
準備期
試合するために最高の状態で開幕戦を迎えること。
[スペイン]8月あたり。大体4つのマイクロサイクル
[日本]5月、6月あたり。
試合期
各試合を勝つこと。
[スペイン]9月から5月か6月ぐらいまで。試合の各節によりひとつのマイクロサイクル
[日本]6月か7月から2月か3月まで。
移行期
契約更新、もしくはクラブの変更。シーズンの用意。機能性の回復と適応。
[スペイン]6月、7月あたり。だいたい4つから7つのマイクロサイクル
[日本]3月、4月あたり。
④期間におけるマイクロサイクル
今までに練習してきたことや試合の前か後かということを基本として、勝つために用意すること。しかし、試合期か準備期かに応じて異なる考え方をとるのが一般的である。
マイクロサイクルのオーガナイズ「その週>その日>セッション」。プランニングはひとつの予測であり、唯一、マイクロサイクルがデザインすることである。具体的な次の試合、次のセッション、次の練習メニュー、とこのようにデザインされていく。
次のマイクロサイクルのセッションをプログラムすることは知り得ない。1ヶ月や数箇月のセッションをプログラムすることはプランニングではない。プランニングは総合的過程である。
監督に残された唯一できる仕事は、納得する練習メニューをデザインしながら各マイクロサイクルをプログラムすることである。各試合と自身の構築、その中に私たちはいるのだ。
併せて読むと理解が深まる
- フィジカルが強いとは実際どういうことなのか?パフォーマンスを獲得するのはプランニング
- 監督のプランニングがまた監督のもとに。なぜプランニングが必要なのか
- 各監督の一般的な毎年の視点「シーズン計画」そして勝負は「毎週のデザイン」
- 複雑性を扱わなければならない監督。“ダイナミック”かつ“システマティック”なプランニングが監督を手助けする
- プランの道中で遭遇する。変わり続けなければならない「目的」「評価」「プログラム」
- バランスの良い育成にも。期間を考慮したチームのプランニング「マクロサイクル」「ピリオダイゼーション」
- 「ピリオダイゼーション」から「マイクロサイクル」へ。チーム活動の目的を期間で分けて週ごとにプログラム
- プランニングの一番の土台がセッション。試合の状況をトレーニングしよう
- プランニングにおけるトレーニング。セッションを構築する5段階の「コンテンツ」
- プランニングの観点におけるエクササイズ。トレーニングのために監督が用意する「練習メニュー」5タイプ
- 試合に向けて監督が管理する、練習メニューにおける「負荷」。唯一で難解